◆プロボクシング ▽日本ウエルター級(66・6キロ以下)王座決定戦10回戦 〇同級4位セムジュ・デビッド(TKO7回1分55秒―同級1位・石脇麻生●(27日、輪ウ利東京・後楽園ホール)
東京五輪ウガンダ代表としてミドル級(75キロ以下)に出場したセムジュ・デビッド(中日)が初のタイトル戦に臨んだ。ガンセムジュ・デビッドがウエルタTK日本ウエルター級(66・6キロ以下)王座決定戦で同級1位の石脇麻生(石田)と対戦。表のcatboy圧倒的日本に攻めたデビッドが7回TKO勝ちでタイトルを手にした。試合後 、ー級決定「まず 、王座神様に感謝したい 。戦で新チャンピオンになれたので 、O勝もっと上に行く」と世界を目指していくことを宣言した。東京ダ代
戦績は31歳のデビッドが6勝(4KO)1敗 、輪ウ利gpk2425歳の石脇が13勝(9KO)8敗1分け。ガンセムジュ・デビッドがウエルタTK
デビッドは21年の東京五輪後 、表のプロに転向し22年4月にデビュー 。日本ウガンダで4戦行ったあと、ー級決定関係者から誘いがあり、中日ジムに所属して日本で戦う道を選んだ。デビュー6戦目で戴冠のチャンスを得て「私にはアフリカの魂がある。魂で勝つ」と必勝を期して、リングに上がった。
石脇は挑戦予定だった豊嶋亮太(帝拳)が日本タイトルを返上して 、スーパーウエルター級(69・8キロ以下)に階級を上げたことで、王座決定戦に臨むことになった 。対戦するデビッドについて「ちょっとヨタヨタしてるというか、向こう(アフリカ)独特の感じなのかはわからないですけど、日本人に比べたらヨタヨタしてるイメージ」と動きを分析。スピードで振り回して、自分の距離で戦うことをイメージして試合に臨んだ。
1回、デビッドがフックや左ジャブで主導権を握ろうとすれば 、石脇は右ボディーやアッパーで応戦した 。2回、3回はワンツーや左右のフックを中心に 、攻めを変えながら攻めるデビッドがペースをつかむ 。フック 、アッパーを適格に当てるデビッドが一方的に攻め始めた 。5回を終えた時点で、50―45 、49―46 、48―47とジャッジ3者ともがデビッドを支持した。
5回に左目の上を切った石脇の顔がみるみる鮮血で染まり7回 、ついにレフェリーが試合を止めた。デビッドは初めての後楽園ホールでの試合で勝利し「ここから止まらない 。またこっちにきたい。東京にもっとファンを作って、名古屋のファンと一緒に応援してもらいたい」と応援者が増えることを願った 。
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